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■ 日常点検 ■
エンジンオイルの役割
「車の基礎知識」で述べたようにエンジンの中ではピストンやクランクシャフトが高速で動いています。油がない状態でエンジンを動かすとシリンダとピストンなど、速攻で金属同士が接触する部分が発熱して溶着してしまいます。また、エンジンの中を錆びないように防錆剤としての効果もあり、燃焼によって発生した水分や排ガス中の錆びを発生させる物質が常にエンジンの中には存在し、そのような物質からエンジンを守ることもエンジンオイルの大切な役割のひとつです。使用後のエンジンオイルは、黒ずんでいます。これはオイルに磨耗による鉄粉燃焼による汚れなどをエンジンオイル中に溶け込んでしまっています。オイル交換をすることでエンジンの中から汚れを最大限排出することができるようになります。 こうならないようにエンジンオイルを潤滑させることにより金属同士のすべりをよくしたり、発熱を抑えたりしています。これがエンジンオイルの基本的な役目であり、車にとって重要な仕組みになっています。
<<エンジンオイルの潤滑経路>>
オイルパン→
エンジンオイルはオイルパンというエンジンの底部分のタンクに溜まっています。このエンジンオイルをエンジンの発熱する箇所へ強制的に圧送しています。
フィルタエレメント→
オイルポンプにて吸い込まれたエンジンオイルは、先ずオイルフィルタに入りエンジンオイルに混入するごみをコシ取ります。もし、このフィルタが劣化していて金属片などのごみを通過させてしまったら、このゴミは、エンジンの駆動部へ流れ込みスクラッチ傷を作ったり、溶着したりしてエンジンを壊してしまいます。フィルタの交換もエンジンオイル交換の2回に1回は、行ってください。
クランクシャフト・カムシャフト→
次にクランクシャフトへエンジンオイルは潤滑されます。オイルパンに規定以上のエンジンオイルを入れてしまった場合、このクランクシャフトの回転動作によってオイルパンのエンジンオイルを攪拌して、泡立ててしまいます。もしこうなった場合ピストンへ多量のエンジンオイルが入ったりしてとても危険ですので絶対やってはいけません。クランクシャフトと同様にカムシャフトへもエンジンオイルは潤滑されます。
ピストン&シリンダ→
ピストンとシリンダを潤滑するときに、少しづつシリンダの室内に侵入してきたエンジンオイルは燃焼されていきます。燃焼したエンジンオイルは排気されて大気に排出されます。つまり車が走っただけエンジンオイルも減っていきますので、エンジンオイルを交換してから、どの位走ったかある程度把握しておかないといけません。エンジンルームにエンジンオイルのレベルゲージがあるので、定期的にチェックしてください。

<<エンジンオイルのメンテナンス>>
エンジンオイル量を点検
なるべく平らなところで作業をします。必ずエンジンは止めてから、作業します。
ボンネットをあけ、エンジンオイルのレベルゲージを引き抜き、先端に付着したエンジンオイルをふき取ります。ふき取り終わったら、レベルゲージをサヤに戻してもう一度抜いて確認します。先ずレベルゲージに表示されているH(ハイ)とL(ロー)の文字の間に、油があることを確認します。Lに近い状態になっているならオイルを足すほうがいいでしょう。Hを越さなければ量は平気です。
又、エンジンオイルの劣化は色を見ることくらいしかできません、しかし色でエンジンオイルの良・不良は判断できないのが実際です。よくガソリンスタンドで、「エンジンの点検しましょうか?」とか聞かれます。そして、色が悪いから交換したほうがいいですよとよく言われます。しかし、「色が悪い=エンジンオイルが劣化している」という考え方は間違えです。オイルの劣化を計測できる完璧な装置というものは、今のところかなり高価であることと、その機械自体の信頼性が当てにならないのということから、一般的にエンジンオイルの劣化を計測するのは困難です。もし、そういう機械があったり、エンジンオイルをたらすと変色するような試験紙など使ってエンジンオイルの交換を勧められたら、まずセールスだと思って間違いありません。基本となるのは、日常から愛車に向き合って定期的な点検が必要になってきます。前回交換してからどの位走ったとか、前回点検したときはこのくらいのオイルレベルだったとか、エンジンオイルの良・不良を知ることができるのは運転手本人しか今のところいないかもしれません。
エンジンオイルの補給・交換
エンジンオイルの交換にあたりいつも使っているエンジンオイルを決めることが必要です。なるべくなら、自動車メーカーが推奨するエンジンオイルを使うのが望ましいです。異なるオイルを混ぜるとエンジントラブルの元になるので混ぜないことをお勧めします。もしどうしてもというのであれば、十分古いエンジンオイルを抜き取ってからオイル交換をしましょう。
補充について
エンジンオイルの点検後エンジンオイルが不足していたなら、エンジン上部にあるエンジンオイルとかかれたキャップを外しエンジンオイルを補充してください。補充するときはジョウゴを使って入れてください。使わないでやるとエンジンオイルをうまく入れることができず外にこぼれてしまいます。もったいないばかりか、油漏れしているときどこから漏れているか、判断が付きにくくなってしまいます。ジョウゴは、きれいに清掃してから使ってください、ゴミが付いていたりすると、わざわざ車を壊すようなのものです。もしジョウゴを持っていないときは、2L用のペットボトルを切るとジョウゴになります。もちろんよく洗ったものを完全に乾燥させておかなければいけません。
交換について
一概にエンジンオイルといっても様々な種類があります。先ず缶の大きさが1L・4L・20Lがあります。メーカー名、やオイル名とともに粘土の分類と品質の分類が表示さえれています。粘度の分類は数値が大きいほど高粘度で、寒冷地用には数値の前にW(ウィンターの略)と書かれています。
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ガソリン用エンジンオイルのグレード一覧表 |
等級
記号 |
解説 |
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SA |
下級
無添加純鉱物油で、一般用のエンジンには適さないので、使用はしないほうがいいでしょう。添加油を必要としない軽度の運転条件のエンジン用。特別な性能は要求されていません。 |
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SB |
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SC |
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SD |
中級
一般的にはこのクラス十分です。高級オイル長く使うより中級のクラスを定期的に使うほうが車に優しいのです。 |
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SE |
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SF |
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SG |
高級
1989年以降エンジンメーカー推薦下で運転されるのガソリン乗用車、バン、軽トラックに適応しています。SGクラスはAPIサービス分類のCC級(ディーゼル用)の性能も含み、以前の等級に比べてデポジット、酸化、摩耗、さび、腐食などの防止に対しさらに高い性能が要求されています。 |
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SH |
高級
1993年以降のガソリン車に対応しています。SGの最低性能基準を上回る性能を有し、耐デポジット性能、耐酸化性能、耐摩耗性能および耐さび性能、防食性能でSGに代わるもの。DID-CID-A-A-52309およびILSAC/GF-1などエンジンメーカー規格のシークエンス試験要求性能に合致しています。 |
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SJ |
高級
1996年以降のガソリン車に適用。SHの最低性能基準を上回る性能を有し、耐ブラックスラッジ性能、耐酸化性能、耐摩耗性能および耐さび性能、防食性能でSHに代わる物です。ILSAC/GF-2など、エンジンメーカー規格のシークエンス試験要求性能に合致しています。 |
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SL |
高級
2001年以降のガソリン車に適用しています。SJの最低性能基準を上回る性能を有し、高温時におけるオイルの耐久性能・清浄性能・酸化安定性を向上すると共に、厳しいオイル揮発試験に合格した環境対策規格です。 |
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